焼却プラントを2拠点に保有
1日合計480tを適正に処理
本社工場(大阪市鶴見区)、堺事業所(堺市西区)の2拠点に大規模焼却プラントを有し、全国各地から産業廃棄物を受け入れ、焼却処理を行っています。
焼却処理能力は各プラントで240t/日。専門スタッフによる安全管理のもと、半自動で原則24時間稼働しています。適正な焼却処理によって焼却過程で発生するガスは無害化され、クリーンな状態で排出されます。
対象となる廃棄物(例)
- ・各種廃プラ類
- ・混合廃棄物
- ・各種廃棄製品(医薬品・日用品・食品等)
- ・立会い処理が必要な機密性廃棄物
- ・リサイクル不可な廃棄物
- ・各種汚泥類(重金属含有は除く)
- ・建設廃棄物
- ・リフォーム系、解体系廃棄物
- ・PFOS含有廃棄物
- ・中身入りスプレー缶
- ・乾電池(アルカリ・マンガンに限る)
- ・漁網、マットレス
焼却炉の特徴(往復動式ストーカ)
2拠点とも「往復動式ストーカ」を採用。火格子を階段に並べた燃焼装置で、多種多様な廃棄物に対して安定した燃焼が可能です。また耐久性に優れ、メンテナンスも容易な構造です。
- 廃棄物送り方向に逆勾配(20度)とすると共に、大きな段落差を設け、廃棄物に反動動作を加えることによってさらに燃焼効率が向上。
- 固定火格子と移動火格子を交互に配列。移動火格子が往復運動して廃棄物をかく拌し、均一な燃焼を行う。
- 火格子を特殊な形で配列し、高圧燃焼空気を均一に供給。安定燃焼を行う。
本社工場
大阪市内に立地する全国有数の都市型プラント。立地面からも長年のノウハウを生かしてあらゆる領域で環境負荷の低減に取り組んでいます。
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コンピューター制御による半自動運転で、焼却に最適な温度管理を行い、有害ガスの発生を抑制。
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施設内の各部にセンサーを設置、工程毎の処理状況をプラント内中央操作室で24時間モニタリング。
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焼却炉の運転は常時4〜5名のチームで行い、安全確保、事故防止のため内1名が常に施設内を巡回。
本社工場 プラントフロー図
廃棄物を選別、混合することで焼却に適した状態にし、温度変化を抑えることでダイオキシンの発生を抑制。排ガス中から除去したばいじん(すす)をキレート剤で固化、無害化して埋立処分へ。
廃棄物を選別、混合することで焼却に適した状態にし、温度変化を抑えることでダイオキシンの発生を抑制。排ガス中から除去したばいじん(すす)をキレート剤で固化、無害化して埋立処分へ。
本社工場
[焼却 240t/日 選別 800t/日 破砕 4.5t/日]
処分方法 | 処理能力 | 種類数 | 種類 | |
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産業廃棄物 | 焼却 | 240t/日 (120t/日×2炉) | 14種類 | 汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、 動植物性残さ、動物系不要固形物、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、がれき類 (汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリが付着したものに限る) |
選別 | 800t/日 | 8種類 | 廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、がれき類 | |
破砕 (窒素パージ破砕機) | 4.5t/日 | 2種類 | 廃プラスチック類、金属くず | |
特別管理産業廃棄物 | 焼却 | 61t/日 | 4種類 | 汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ ※詳細は許可証をご参照ください。 |
産業廃棄物
処分方法 | 焼却 |
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処理能力 | 240t/日 (120t/日×2炉) |
種類数 | 14種類 |
種類 | 汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、動物系不要固形物、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、がれき類(汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリが付着したものに限る) |
処分方法 | 選別 |
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処理能力 | 800t/日 |
種類数 | 8種類 |
種類 | 廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、がれき類 |
処分方法 | 破砕(窒素パージ破砕機) |
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処理能力 | 4.5t/日 |
種類数 | 2種類 |
種類 | 廃プラスチック類、金属くず |
特別管理産業廃棄物
処分方法 | 焼却 |
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処理能力 | 61t/日 |
種類数 | 4種類 |
種類 | 汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ ※詳細は許可証をご参照ください。 |
処理能力 | 240t / 日(120t / 日×2炉) |
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炉内温度 | 850℃ ~ 950℃ |
竣工 | 1999年6月 |
プラントメーカー | 三菱重工業株式会社 |
炉 式 | 往復動式ストーカ炉 |
所在地 | 大阪市鶴見区焼野3丁目2番79号 |
TEL | 06-6913-2222 |
堺事業所
サーマルリサイクルを行う環境配慮型プラント。焼却処理によって発生する熱エネルギーを活用して自家発電を行い、事業所内の電力をまかなっています。蒸気タービン発電機による発電能力は最高3,300kW。余剰電力は電力会社に売電し、温室効果ガス削減、低炭素社会実現に貢献しています。
※環境省が定める「廃棄物熱回収施設設置者認定」2023年1月20日取得
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主要設備全体を建屋内に収納する構造とし、周辺への騒音や悪臭等の漏れを抑制。
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工程毎の処理状況をプラント内中央操作室で24時間モニタリング。
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焼却熱を利用し、蒸気タービン発電機によって発電。
堺事業所 プラントフロー図
レベルの高い産業廃棄物の適正処理を実現し、循環型社会に貢献
レベルの高い産業廃棄物の適正処理を実現し、循環型社会に貢献
堺事業所
[焼却 240t/日 選別 1,000t/日 破砕 6.94t/日]
処分方法 | 処理能力 | 種類数 | 種類 | |
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産業廃棄物 | 焼却 | 240t/日 (120t/日×2炉) | 13種類 | 汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、 動植物性残さ、動物系不要固形物、ゴムくず、金属くず、ガラスくず |
選別 | 1,000t/日 | 8種類 | 廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、がれき類 | |
破砕 (窒素パージ破砕機) | 6.94t/日 | 2種類 | 廃プラスチック類、金属くず | |
特別管理産業廃棄物 | 焼却 | 240t/日 | 2種類 | 廃酸、廃アルカリ ※詳細は許可証をご参照ください。 |
産業廃棄物
処分方法 | 焼却 |
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処理能力 | 240t/日 (120t/日×2炉) |
種類数 | 13種類 |
種類 | 汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、動物系不要固形物、ゴムくず、金属くず、ガラスくず |
処分方法 | 選別 |
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処理能力 | 1,000t/日 |
種類数 | 8種類 |
種類 | 廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、がれき類 |
処分方法 | 破砕(窒素パージ破砕機) |
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処理能力 | 6.94t/日 |
種類数 | 2種類 |
種類 | 廃プラスチック類、金属くず |
特別管理産業廃棄物
処分方法 | 焼却 |
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処理能力 | 240t/日 |
種類数 | 2種類 |
種類 | 廃酸、廃アルカリ ※詳細は許可証をご参照ください。 |
処理能力 | 240t / 日(120t / 日×2炉) |
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炉内温度 | 850℃ ~ 1,000℃ |
サーマルリサイクル | 自家発電 能力:3,300kW |
竣工 | 2013年5月20日 |
プラントメーカー | JFEエンジニアリング株式会社 |
炉 式 | 往復動式ストーカ炉 |
所在地 | 大阪府堺市西区築港新町3丁31番地 |
TEL | 072-245-1851 |