PFOS含有物の安全処理を
認められています。
PFOSは、国際条約(POPs条約)によって現在は使用・生産が制限されている化学物質。ダイカンはPFOSを適切に処理できると認められている、数少ない施設の一つです。
PFOS含有廃棄物の安全な分解処理を環境省・大阪市に確認し、本社工場で処理を受託しています。
PFOSとは
「ペルフルオロオクタンスルホン酸」と呼ばれる化学物質で、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」(POPs条約※)において残留性有機汚染物質に指定されています。
条約によって使用・生産が禁止、制限される以前は消火薬剤に広く用いられており、廃棄される前のPFOS含有製品はいまだ国内に存在しています。
その処理に関して環境省は「PFOS含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項」を公表し、実証試験を行い適正にPFOSを分解処理できることを確認できた事業所に、PFOS含有廃棄物の処理を委託する事と定めています。
PFOSが含まれる製品例
- ・半導体レジスト
- ・エッチング剤
- ・業務用写真フィルム
- ・パッケージ用消火設備
- ・泡消火設備
- ・消火器
※POPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)
環境中での残留性、生物蓄積性、人や生物への毒性が高く、長距離移動性が懸念される残留性有機汚染物質(POPs:Persistent Organic Pollutants)の、製造及び使用の廃絶・制限、排出の削減、これらの物質を含む廃棄物等の適正処理等を規定している条約。
分析後に受け入れ、安全に処理
ダイカンでは「PFOS含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項」に基づいて焼却実証試験を実施。PFOS含有廃棄物を安全に分解処理できることを環境省及び大阪市に確認し、2012年より本社工場での廃棄物処理受託を開始しました。
PFOS含有廃棄物処理 受け入れ
PFOS含有廃棄物処理までの流れ
- お問い合わせ
- 訪問・打ち合わせ
- サンプル取得用
覚書の締結 - サンプルの分析
- お見積もり
- 契約締結
- 廃棄物の搬出・受入
PFOS含有廃棄物受入にあたっては、事前にサンプルをご提出いただき、分析して物性確認を行います。ダイカンでは必要書類(覚書)及び手順書を用意、実際の受入時には荷姿毎に受入口を用意するなど、フローを整えています。
お客様の立ち会い処理や工場見学も受け付けていますので、随時ご相談ください。
PFOS含有廃棄物の処理フロー
PFOS含有廃棄物は、バキューム車・ローリー車での運搬、ドラム缶入り、ポリタンク入り、一斗缶入りなど、荷姿ごとに車輌停止位置、容器の一時保管場所、受入口(計3ヶ所)を設け受入体制を整えています。処理方法は焼却炉内への直接噴霧による完全燃焼。また、PFOS付着容器等も処理を行います。
PFOS含有廃棄物の処理フロー
液状
固形状
液状物は炉内に直接噴霧
固形物はホッパーに直接投入
として
環境整備センター
(フェニックス)
大地創造